大人になってから口周りに繰り返しできるニキビに悩んでいませんか?
口周りは目立つ位置ですし、繰り返すニキビを治して肌荒れ知らずのなめらかな肌になりたいですよね。
そこでこの記事では、口周りの繰り返すニキビをケアする方法をご紹介します!
口周りにニキビができる原因や予防方法などもあわせて紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
繰り返し口周りにできるニキビを撃退して、自信を持てる素肌になりましょう♪
口周りにニキビができた時のケア方法
口周りにニキビができると、気分が沈んでしまいますよね。
一刻も早く口周りのニキビを治すためには、適切なケアが大切です。
ここでは、口周りにニキビができてしまった時のケア方法について解説します。
難しいことはないので、すぐにでも実践してみてくださいね。
触らないようにする
口周りに限らずニキビができた時は「触らないこと」がとても重要です。
ニキビは毛穴の炎症であり、ニキビの炎症には段階があります。
赤いニキビがさらに悪化すると膿をもった黄色いニキビに……。
炎症を起こしてるニキビを雑菌の多い手の指で触るとさらに炎症が進み、治りにくくなるだけでなく、スキンケアでは治せないニキビ跡に発展してしまう可能性もあります。
ムズムズしてつい触りたくなりますが、意識して触らないように心がけましょう。
スキンケアをする際は手を清潔にして行ってくださいね。
優しく洗顔やクレンジングをする
口周りにニキビができてしまった時は、刺激を与えないように優しく洗顔やクレンジングを行うことが大切です。
ニキビの原因のひとつに過剰な皮脂の分泌がありますが、だからと言ってゴシゴシと強く洗顔したり、擦るようにクレンジングをするのはやめましょう。
ゴシゴシと肌を擦ると摩擦が起こり、肌への刺激になってしまうため、ニキビをより悪化させてしまうことに。
また過剰なクレンジングで皮脂を取りすぎると、肌を乾燥させないための働きで余計に皮脂が分泌され、悪循環を起こしてしまう可能性もあります。
ニキビが発生した時こそ優しく、丁寧に洗顔やクレンジングをするのがおすすめです。
しっかり保湿する
しっかり保湿することも、ニキビを悪化させないために重要ですよ。
ニキビに保湿?と思う方もいるかもしれませんが、しっかりを保湿を行うことで肌のターンオーバーが整い、肌荒れを内側からケアすることができるのです。
ただ、ニキビは毛穴に皮脂が詰まっている状態なので、油分の多いクリームなどには注意が必要。
化粧水でしっかり水分を補給し、軽めのクリームでフタをすることを意識しましょう。
アラントインやグリチルリチン酸ジカリウムなど、抗炎症系の成分が入っているアイテムもおすすめです。
口周りに繰り返しニキビができる原因は?
「スキンケアを頑張っていても、なぜか口周りに繰り返しニキビができる」という方は、スキンケアの方法以外に原因があるかもしれません。
口周りに繰り返しニキビができるとき、以下のような原因が挙げられます。
- 胃や腸の不調
- 乾燥
- ホルモンバランスの乱れ
- 摩擦
- カミソリの刺激
ひとつずつ解説していきます!
胃や腸の不調
胃や腸が不調になると、口の周りにニキビができやすくなります。
口周りのニキビは胃腸が弱っているときにできる、と聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
実は胃腸の調子と肌の状態は関係していると考えられています。
肌をすこやかに保つためには栄養が必要で、その栄養を食べ物から吸収するのが胃腸の役割。
ところが胃腸が弱ってしまうと、十分に栄養を吸収できず、体が栄養不足の状態になってしまいます。
栄養の中でも特にビタミンが不足すると皮脂が増える原因となり、アクネ菌が増殖しやすい肌状態になるのです。
乾燥
肌が乾燥しているとニキビができやすくなってしまいます。
ニキビの原因として皮脂の過剰な分泌がありますが、反対に肌が乾燥していることもニキビの原因に。
肌が乾燥すると肌のターンオーバーが乱れ、古い角質がうまく排出されずに肌表面に留まってしまいます。
厚くなった角質によって毛穴が詰まり、炎症を起こしてニキビに発展するのです。
口周りの皮膚は他の部位に比べて薄く乾燥しやすいため、繰り返し口周りにニキビが発生する場合は肌が乾燥していないかをチェックしてみましょう。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れも、ニキビが繰り返し発生する原因のひとつです。
特に女性は生理前に分泌量が増える「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の影響でニキビができやすくなってしまいます。
プロゲステロンには皮脂の分泌を促す働きがあるので、ニキビの原因である毛穴の詰まりやアクネ菌の増殖が起こりやすい肌状態に。
さらにホルモンバランスの乱れによって肌がデリケートになる時期でもあるため、ニキビだけでなく、さまざまな肌トラブルが発生してしまうのです。
生理に影響されるホルモンバランスの乱れは一過性ですが、ストレスや睡眠不足などでもホルモンバランスは乱れやすいので注意が必要です。
摩擦
摩擦もまた、口周りのニキビの原因といえます。
ほお杖をついたり、話すときに口元を隠したりと、何気ない仕草で口元を触っていませんか?
口元は皮膚が薄く刺激を受けやすい部位であるとともに、日常生活の中で手が触れやすい場所でもあります。
皮膚が薄いと少しの接触も刺激になり肌のターンオーバーの乱れを招いてしまうため、ニキビができやすくなるのです。
口周りはつい触ってしまうこと以外でも、洗顔の際に手のひらで擦りがちな部位でもあります。
口周りに繰り返しニキビができる方は口元を触らないように意識してみましょう。
カミソリの刺激
口元のうぶ毛を剃る際のカミソリは肌への刺激になりやすく、口元のニキビの原因に。
カミソリは毛を根本から剃ることができる便利な道具ですが、一方で肌表面の角層や肌のうるおいを守る皮脂膜も削ってしまい、肌への刺激になる一面もあります。
カミソリを使用した後は肌のバリア機能が低下して敏感な状態になってしまうこともあるので、頻繁にうぶ毛剃りを行っている、シェービング用のジェルなどを使っていないなどの方は特に注意が必要です。
また、ニキビがある状態でのうぶ毛剃りは肌への負担だけでなく、カミソリによって肌を切ってしまいニキビを悪化させたり増加させたりしてしまう可能性があるので避けましょう。
口周りの思春期ニキビと大人ニキビは何が違う?
ニキビといえば思春期に起こりやすいと思われていますが、実は大人の肌にも起こりやすトラブルなのです。
しかし思春期のニキビと大人ニキビでは、原因やできやすい場所、ケア方法に違いがあります。
ニキビの種類 | 毛穴が詰まる原因 | できやすい場所 | ケア方法 |
思春期ニキビ | 皮脂の過剰な分泌 | Tゾーン、顔全体 | アクネ菌、皮脂に対するケア |
大人ニキビ | 乾燥による角質肥厚 | 顔の下半分 | 保湿 |
思春期のニキビは、主に皮脂の過剰な分泌によって毛穴が詰まることで引き起こされます。
顔の中でも特に皮脂の分泌量が多いおでこや鼻まわりを中心にニキビができやすいのが特徴です。
一方で大人ニキビは加齢などによる肌の乾燥が主な原因。
そのため乾燥しやすい口周りや頬の下部分、フェイスラインなどにニキビができやすくなります。
ケア方法にも違いがあり、思春期ニキビは皮脂をしっかり洗い流したりアクネ菌に対するケアをしたりするのに対し、大人ニキビは保湿をしっかり行うことが大切です。
また、大人の肌の乾燥はストレスや睡眠不足が原因となっている場合があるため、生活習慣の見直しもケア方法のひとつといえますよ。
口周りに繰り返しニキビができた時のNG対処法
口周りにニキビができてしまったとき、ついやってしまいがちなNG対処法をご紹介します。
繰り返しできるニキビは早く治したくなりますが、以下のような対処法はNG!
- ニキビを触る・つぶす
- ゴシゴシと洗う・何度もクレンジングする
- 油分の配合量が多いアイテムを使う
かえってニキビを悪化させたり、増やしたりしてしまう原因になりかねないので注意してくださいね。
ニキビを触る・つぶす
ニキビができたとき、かゆくて掻いてしまったり、つぶして角栓を無理やり取り出したりしていませんか?
ニキビは肌の炎症の一種なので、爪で引っ掻いて刺激を与えるとさらに炎症が悪化する可能性があります。
悪化するだけでなく、炎症後の色素沈着を起こしてニキビ跡になると、スキンケアでは改善が難しくなってしまうので注意が必要です。
また、無理やりつぶして詰まりを取り除こうとすると肌に強いダメージが残り、毛穴がぽっかりと開いてしまうクレーターに発展することも。
クレーターは医療機関での施術でしか改善できない、より根強い肌トラブルです。
クレーターに発展させないためにも、ニキビを触ったり、つぶしたりするのは避けましょう。
ゴシゴシと洗う・何度もクレンジングする
皮脂や厚くなった角質を取り除こうとゴシゴシ洗顔したり、何度もクレンジングするのは実は逆効果。
口周りは乾燥しやすく刺激も受けやすい部位なので、ゴシゴシ洗う際の摩擦が刺激になってしまいます。
摩擦の刺激は肌の乾燥に繋がるだけでなく、色素沈着の原因にもなるので注意が必要です。
また、何度もクレンジングすると肌に必要な油分まで取り除いてしまうため、肌のバリア機能が低下してかえって乾燥を招いてしまいます。
大人ニキビは乾燥も原因のひとつなので、落としすぎないケアを心がけるのがおすすめですよ。
油分の配合量が多いアイテムを使う
保湿を心がけるのはとても大切ですが、油分の多いアイテムを使うとかえってニキビが悪化してしまうことも。
乾燥がニキビの原因だったとしても、毛穴に詰まっているのは皮脂。
そこにたくさんの油分を足すと、余計に毛穴が詰まってしまう可能性があります。
また、ニキビの原因菌であるアクネ菌は空気に触れない環境で増えやすいため、油分たっぷりのクリームなどでフタをするとさらにアクネ菌が増える危険性もあるのです。
ニキビが繰り返しできるときは、油分よりも水分を補給することを意識しましょう。
乳液やクリームを選ぶ際も、みずみずしくさっぱりとした質感のものを選んでみてくださいね。
繰り返す口周りのニキビの予防法6選
口周りは顔の中でも目立つ場所なので、できればニキビができないよう予防したいですよね。
そこで、普段から実践しやすい、口周りのニキビの予防法を6つご紹介します。
- バランスの良い食事を摂る
- 優しく泡で洗顔する
- 水分を補給するスキンケアアイテムを使う
- 紫外線対策をする
- ストレスをためない
- 生活リズムを整える
小さなことでも日々意識することでしっかり効果を感じられますので、ぜひ実践してみてくださいね!
バランスの良い食事を摂る
ニキビを予防するには、バランスの良い食事を摂ることが不可欠です。
日々の食事でしっかり摂りたいのは五大栄養素。
三大栄養素である炭水化物、たんぱく質、脂質に加え、ビタミン、ミネラルの5つが五大栄養素と呼ばれています。
なかでもたんぱく質とビタミンがニキビ予防には重要ですよ。
たんぱく質は肌をつくるもととなる栄養素のため、しっかり摂取することで肌の生まれ変わりをサポートしてくれます。
また、ビタミンB2やビタミンB6には皮脂をコントロールしたり、脂質の代謝を高めてくれる働きがあるのです。
普段の食事にバランスよく取り入れることで、ニキビができにくい肌づくりにつながりますよ。
優しく泡で洗顔する
洗顔をする際に、泡で優しく汚れを落とすこともニキビ予防に有効です。
汚れを落とす目的からついゴシゴシと洗ってしまいがちですが、それではかえって肌を刺激してしまい逆効果。
たっぷり泡立てた泡を肌のうえで転がすようにして洗顔するようにしましょう。
泡立てるのが手間に感じる方は泡立てネットを使ったり、泡で出てくる洗顔料を活用したりするのもおすすめですよ。
泡で出てくる洗顔料を選ぶ際は、へたれにくいしっかりとした泡立ちのものを選んでくださいね。
自分のやりやすい方法で優しく洗顔する習慣をつけることが大切です。
水分を補給するスキンケアアイテムを使う
ニキビができにくい肌にするには、水分をしっかり補給するスキンケアをするようにしましょう。
水分をしっかり肌に補給することで乾燥を防ぎ、肌のターンオーバーを正常にしたりバリア機能を維持できたりと嬉しい効果が期待できます。
ただ、化粧水のみでスキンケアを終えてしまうと、せっかく肌に入れた水分が蒸発してしまい、かえって乾燥を招く可能性も。
ニキビを悪化させやすい油分多めのアイテムは避けつつ、軽めの乳液やクリームなどで水分が蒸発しないようフタをするのがおすすめです。
目元の乾燥が気になる場合は、目元はニキビのできにくい部位なので、アイクリームなどを部分で気に塗布すると良いですよ。
紫外線対策をする
肌へ大きなダメージになる紫外線の対策も、ニキビを予防するうえで重要です。
紫外線はシミやシワだけでなく、乾燥やたるみを招く肌の大敵。
さらに紫外線のダメージを受けた肌は敏感な状態になりやすく、ニキビもできやすい肌状態になってしまいます。
紫外線は1年中降り注いでいるため、毎日対策することが大切です。
秋や冬など紫外線が弱まる時期や家の中では軽めの日焼け止め、または日焼け止め効果のある化粧品を使うのがおすすめです。
春先から夏にかけては一気に紫外線が強まるので、日焼け止めだけでなく日傘やサングラスなどを活用して紫外線対策を行いましょう。
ストレスをためない
ストレスをためないことも、ニキビを予防する方法のひとつです。
ストレスがたまるとホルモンバランスが乱れて皮脂が出やすくなったり、ターンオーバーが乱れやすくなったりしてしまいます。
皮脂はニキビの原因菌であるアクネ菌の好物なので、分泌量が多くなるとその分ニキビができやすい肌に。
また、肌のターンオーバーが乱れると古い角質がたまり、毛穴を塞ぐ原因となってしまいます。
仕事など何かとストレスの多い現代社会ですが、自分なりのリラックス方法を見つけてストレスをためないようにしましょう。
生活リズムを整える
ニキビを予防するためには、生活リズムを整えることも重要なポイントです。
不規則な生活リズムはホルモンバランスの乱れにもつながりやすく、肌にとって悪影響を及ぼしてしまいます。
また、生活リズムが乱れて睡眠不足に陥ると、寝ている間に分泌され肌の修復をしてくれる「成長ホルモン」が十分に分泌されなくなります。
成長ホルモンの分泌量が減ると肌の修復が十分にされず、ニキビができやすく、かつ治りにくい肌になってしまうのです。
毎日最低でも7時間前後は睡眠時間を確保するように意識してみてくださいね。
正しい方法でケア・予防し、口周りの繰り返すニキビにサヨナラ!
口周りに何度も繰り返しニキビができると、見た目が気になるだけでなく気分も下がってしまいますよね。
この記事では、繰り返しできる口周りのニキビについて、ケア方法や原因、ニキビができたときのNG対処法などを解説しました。
口周りは皮膚が薄く、ニキビが繰り返しできやすい部位ともいえます。
ニキビができてしまったときは無理につぶしたりゴシゴシ洗ったりせずに、優しい洗顔や水分を意識したスキンケアをすることが大切ですよ。
また、日常の少しの意識でニキビができにくい肌を目指せるので、この記事を読んでぜひ予防方法を実践してみてくださいね。