「毛穴レス肌」「陶器肌」という言葉を、コスメやスキンケア用品のキャッチコピーで見かけたことはありますか?
毛穴の目立たない、つるんとした肌には憧れますよね。
しかし、普段毛穴を意識してケアをしてもなかなか変化を感じられなかったり、自分に合った毛穴ケアの方法がわからない方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、毛穴が目立ってしまう原因と、毛穴レス肌を目指すためのケア方法などについて解説していきます。
「毛穴レス肌」って本当に作れる?

SNSなどでも見かける「毛穴レス肌」。
その正体とはどのようなものなのでしょうか?
結論からお伝えすると、毛穴を完全にゼロにする、見えなくすることはできません。
毛穴には皮脂を分泌して乾燥から肌を守る重要な役割があり、皮膚の構造上なくてはならない存在だからです。
そこで大切になるのが、毛穴をなくすのではなく「毛穴が目立ちにくいすこやかな肌状態」を目指すこと。
つまり、毛穴レス肌とは、「毛穴が見えないと感じるほど目立ちにくい肌」なのです。
適切な保湿や毛穴ケアで肌のキメがふっくら整うと、毛穴の影が薄くなり、まるで毛穴がないようななめらかな肌印象へと近づけます。
そんな毛穴レス肌を目指すためには、まずは正しい知識を持ち、日々ケアを重ねていくことが大切ですよ。
毛穴が目立つ原因5つ

「毛穴」と一括りにされがちですが、毛穴が目立つ原因は人によって異なります。
そのため、「毛穴にはこれ!」というケアを全員が同じように行うのではなく、自分の毛穴が目立っている原因を知ることが重要。
ここでは、毛穴が目立つ5つの原因を紹介します。
- 皮脂の分泌が過剰になっている
- 皮脂や古い角質が詰まっている
- 角栓が酸化して黒ずんでいる
- 乾燥によってキメが乱れている
- ハリ不足によって毛穴が目立ちやすくなっている
自分の毛穴悩みの原因が分かれば、それに合った対策を立てることができるので、ぜひ自分の毛穴がどのタイプかを探ってみてください!
皮脂の分泌が過剰になっている
毛穴から分泌される皮脂には、肌のうるおいを守る大切な役目があります。
しかし皮脂が過剰に分泌されると、毛穴の開きの目立ちやすさにつながります。
皮脂腺から常に多くの皮脂が出続けることで、出口である毛穴が内側から押し広げられてしまうのが主な理由です。
とくにTゾーンは皮脂腺が多く、テカリや毛穴の開きのお悩みが集まりやすいエリア。
生まれつきの肌質だけでなく、ストレスやホルモンバランスの乱れ、食生活の影響で皮脂量が一気に増えるケースも珍しくありません。
皮脂の過剰分泌が毛穴の目立ちの原因である場合、まずは皮脂の出方を穏やかに整えるアプローチが有効ですよ。
皮脂や古い角質が詰まっている
毛穴に皮脂や古い角質が詰まることで、毛穴がポツポツと目立っている場合もあります。
毛穴の詰まりは、分泌された皮脂と、剥がれ落ちずに残った古い角質が混ざりあうことで引き起こされます。
肌にはターンオーバーという働きがあり、本来であれば不要な角質などは剥がれ落ちていきますが、それが滞ってしまうことで毛穴に溜まり、皮脂と混ざりあって「角栓」へと変化してしまうのです。
この角栓が排出されずに居座り続けると、毛穴の出口を塞ぎながら徐々にサイズを大きくし、ざらざらという手触りに。
そのため、毛穴を触った際にざらつきを感じる場合は、角栓による毛穴の目立ちである場合が多いですよ。
角栓が酸化して黒ずんでいる
毛穴が黒くポツポツと目立つのも気になりますよね。
毛穴が黒く目立つ場合の多くの原因は、毛穴に詰まった角栓が黒く酸化していること。
毛穴に詰まった角栓がには皮脂という油分が含まれているため、空気に触れて酸化することで黒ずみ毛穴へと進行してしまいます。
これが、ポツポツと目立つ黒い毛穴やイチゴ鼻の正体です。
黒くポツポツとした毛穴はメイクなどでも隠れにくく、目立ちやすいのが厄介なポイント。
また、固く酸化した汚れは通常の洗顔だけでは落としづらいため、根気強いケアが必要となります。
しっかりと肌の汚れを落とす、肌のターンオーバーをサポートする、皮脂が出すぎないようにバランスを重視したスキンケアをするなど、多角的なケアが大切ですよ。
乾燥によってキメが乱れている
毛穴の目立ちというと皮脂を連想する方も多いかもしれませんが、じつは肌の乾燥も毛穴を目立たせる原因のひとつ。
肌のうるおいが不足して乾燥が進むと、表面のキメが乱れて毛穴が目立ちやすくなります。
水分を失った肌細胞は小さくしぼんでしまうため、ふっくらとしたハリが失われ、毛穴の周囲に影が落ちてしまうのです。
さらに恐ろしいのは、肌が乾燥から身を守ろうとして皮脂を過剰に分泌させてしまう場合があること。
水分は足りないのに皮脂でベタつくインナードライ状態は、キメの乱れと皮脂の過剰分泌が同時に起こるトラブルの元凶です。
毛穴に特化したケアをしてもなかなか変化がない!という方は、肌の乾燥やインナードライを疑ってみるのも大切ですよ。
ハリ不足によって毛穴が目立ちやすくなっている
皮脂や乾燥のほかにも、肌のハリ不足が毛穴の目立ちを加速させていることもあります。
加齢や紫外線の影響で肌の弾力が低下すると、毛穴が縦に引き伸ばされて目立つようになります。
これは「たるみ毛穴」と呼ばれる状態で、肌の奥にある、肌に弾力やハリを与えるコラーゲンやエラスチンが減少することが主な原因。
丸かった毛穴が涙型のように下へ伸び、進行すると毛穴同士がつながって見えてしまうこともあります。
手で頬を軽く上へ持ち上げたときに毛穴が隠れるなら、ハリ不足が起きている証拠。
毛穴そのものへのアプローチに加えて、肌全体の弾力を底上げするエイジングケアを意識するのが効果的ですよ。
じつは間違っているかも!?よくあるNG毛穴ケア

毛穴を目立たせる原因は、日常の行動に潜んでいることも。
「毛穴をなくしたい」と思うほどケアを重ねてしまいがちですが、肌への刺激や乾燥につながり、かえって毛穴が目立ちやすくなる場合もあります。
うっかり、以下のような行動をしていませんか?
- お湯で毛穴を開き、冷水で毛穴を閉じる
熱いお湯での洗顔は肌の必要なうるおいまで奪い、その後冷水で肌を冷やすと、急激な温度変化で肌に負担をかけてしまいます。
- 角栓を無理に押し出す
毛穴に詰まった角栓を指や器具で押し出す行為は、皮膚や毛穴の周囲を傷つける原因に。炎症が起きて色素沈着を引き起こし、黒ずみが悪化する危険があります。
- 毛穴パックを頻繁に行う
はがすタイプの毛穴パックは、角栓と一緒に肌にとって必要な角質まで剥がしてしまいます。その結果肌のバリア機能が低下し、余計に皮脂が増えてしまうことも。
- ピーリングやスクラブを頻繁に行う
頻繁な角質ケアはかえって肌への刺激になり、肌のターンオーバーを乱してします。薄くなった肌はキメが失われ、かえって毛穴が目立ちやすくなりますよ。
一見毛穴に効果がありそうに思えても、じつは肌に負担をかけてしまうことも少なくありません。
正しいケアを知り、そのなかで自分の肌に合う方法を模索していくのが大切です。
毛穴レス肌に近づくために大切なこと5選

ここまで、毛穴が目立つ原因やうっかり行いがちなNGケアについて解説してきました。
つぎに気になるのは、「じゃあどうすれば毛穴の目立たない肌になれるの?」というところですよね。
そこでここでは、理想の毛穴レス肌に近づくために大切なことを5つ厳選してご紹介。
- 不要な角質や汚れを適切にケアする
- 皮脂と水分のバランスを整える
- 乾燥を感じたらこまめに保湿する
- 紫外線対策をする
- 肌のキメを整える
「毛穴を消す」というよりも、継続的な肌管理によって、毛穴が目立ちにくいなめらかな肌を目指すのがおすすめですよ!
不要な角質や汚れを適切にケアする
毛穴トラブルを防ぐ第一歩は、毎日のクレンジングと洗顔で不要な汚れをやさしく落とすことです。
メイク残りはもちろん、皮脂や古い角質が肌に留まると、角栓のもととなり毛穴を詰まらせてしまいます。
ただし、汚れを落としたいからといってゴシゴシ擦るのは絶対にNG。
たっぷりの泡を転がすように洗い、肌への摩擦を最小限に抑えましょう。
また、ご自身のメイクの濃さや肌質に合わせたクレンジングアイテムを選ぶのも大切。
過剰な皮脂が気になる方や濃いメイクをする方はオイルクレンジング、肌の乾燥や刺激が気になる方や薄いメイクの日はミルククレンジングなどを選んでみてくださいね。
皮脂が気になるけど肌への刺激も気になる、という場合は、まずは低刺激なミルククレンジングから試してみるのもおすすめです。
皮脂と水分のバランスを整える
毛穴の目立たないすこやかな肌を維持するためには、皮脂などの油分量と水分量のバランスを均等に保つケアが欠かせません。
べたつきが気になるからと化粧水だけでスキンケアを済ませてしまうと、肌内部の水分が蒸発し、かえって過剰な皮脂分泌を招く原因に。
そのため、水分をチャージした後は、乳液などの油分で適度にフタをして水分を肌に閉じ込めるのを意識しましょう。
皮脂が出やすい部位とカサつきやすい部位で、乳液などの油分アイテムを塗る量を調整するのもおすすめのケア方法です。
水分と油分をベストなバランスで保てると、皮脂の過剰な分泌や肌の乾燥が落ち着き、テカリや毛穴の開きが気にならない整った肌に近づけますよ。
乾燥を感じたらこまめに保湿する
保湿というとスキンケアを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、朝晩のスキンケアだけが保湿ではありません。
たとえばエアコンの効いた室内にいるとき、汗をかいたあと、メイクをしてから長時間活動したときなど、ふとしたときに肌の乾燥を感じることはありませんか?
そのような、日常に潜むちょっとした乾燥が積み重なると、肌への負担や刺激になり、毛穴の目立ちやすい肌環境につながることも。
唇の乾燥を感じたらリップクリームを塗るのと同じように、肌の乾燥を感じたらその都度保湿してあげるのが理想的です。
具体的な方法として、日中にこまめに化粧水ミストをかけるのがおすすめ。
好みの香りのアイテムなどを選べばリフレッシュにもなるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
紫外線対策をする
紫外線対策は、美白だけでなく毛穴ケアの一環としてもおすすめです。
紫外線は肌のハリを保つコラーゲンにダメージを与えるだけでなく、皮脂を酸化させて黒ずみ毛穴を引き起こす厄介な存在。
紫外線ダメージによる毛穴の開きやたるみを防ぐためにも、季節や天候を問わず、毎日しっかりと紫外線対策を行いましょう。
外出時はもちろんのこと、室内で過ごす日であっても窓から紫外線が差し込むため、日焼け止めを塗る習慣をつけるのがベター。
室内にいたり、少し散歩をしたりする程度ならSPF値が低くても問題ないので、スキンケアのついでに紫外線対策ができるようなデイクリームもおすすめです。
日傘や帽子などのUVカットアイテムも上手に併用し、紫外線から肌を守りましょう。
肌のキメを整える
毛穴を目立たなくするには、肌のキメを整えるのがとても大切です。
肌表面のキメが整うと光が綺麗に反射し、毛穴が目立ちにくいふっくらとした印象の肌に。
キメを整えるためには、日々の保湿に加えて、週に1〜2回程度の適度なピーリングケアを取り入れるのが効果的ですよ。
マイルドなピーリングで古い角質をやさしくオフしてあげると、スキンケアのなじみが格段に良くなるだけでなく、肌のターンオーバーのサポートにもつながり、すこやかな肌土台をつくることができます。
ただし、やりすぎは肌の負担となるため、使用頻度を守って取り入れるのがポイント。
不要な角質を取り除いてふっくらとしたキメを取り戻すことで、ゆで卵のようになめらかな陶器肌へ一歩近づくことができますよ!
【メイクも武器に!】毛穴レスの陶器肌になれるメイクのポイント3選

毛穴のケアをはじめたけど、まだまだ目立って気になる……。
そんなときは、メイクを味方につけましょう!
以下のようなポイントを抑えてメイクをし、少しでも毛穴がカバーできれば、鏡も怖くなくなりますよ。
- 部分用パックで毛穴をキュッと引き締め
- 下地は「下から上」に塗り込む
- パウダーは「ブラシを立ててぐるぐる」
どれも簡単に実践できるものなので、ぜひ明日から取り入れてみてくださいね。
部分用パックで毛穴をキュッと引き締め
まず、メイク前の仕込みとして、引き締め効果のある部分用パックを活用してみましょう。
ベースメイク前に毛穴が気になる部分を適度に冷却・保湿しておくことで、開いた毛穴がキュッと引き締まり、過剰な皮脂崩れを予防できますよ。
また、水分が十分に行き渡った肌はキメが整い、ファンデーションの密着度もアップします。
パック後は表面に残った美容液をやさしくなじませ、肌表面の水分感が落ち着いてからメイクに移るのがポイントです。
目安として、1〜2分パックをし、外したあと、乳液などを塗って5分ほど時間をおきましょう。
すこし時間はかかりますが、丁寧な土台づくりが、夕方まで毛穴の目立たない美しい仕上がりをキープしてくれますよ。
下地は「下から上」に塗り込む
毛穴の凹凸をきれいにカバーしたいときは、化粧下地を下から上に向かってやさしく塗り込んでいきましょう。
皮膚の構造上、毛穴は下を向いて開いていることが多いため、上からサッと塗るだけでは凹凸感をカバーしきれずに毛穴が目立ってしまいがち。
指の腹を使って下から上にやさしく引き上げるようになじませることで、毛穴の隙間に下地がフィットし、つるんとしたフラットな表面に整えられます。
ポアカバー系の部分用下地を併用する場合も、くるくると円を描くように下から上へ埋め込む意識を持つのがきれいに仕上げるコツですよ。
ただし、摩擦や厚塗りは厳禁です。
やさしく、豆腐の表面を撫でるような感覚で、少量ずつ行なってみてくださいね。
パウダーは「ブラシを立ててぐるぐる」
メイクの仕上げのフェイスパウダーは、大きめのブラシを肌に対して垂直に立て、やさしくくるくると円を描くようにのせるのがおすすめ。
ブラシの毛先を立ててすべらせることで、パウダーの粒子が毛穴の凹凸に均一に入り込み、光をキレイに拡散して毛穴をぼかしてくれますよ。
テカリやすいTゾーンや小鼻の周りは、事前にパフなどで余分な皮脂を抑えてからブラシを転がすと、より崩れにくくサラッとした質感に。
パウダーの塗り方を少し工夫するだけでも、厚塗り感を出すことなく、まるで陶器のようなヴェールを纏ったなめらかな肌印象を叶えてくれますよ。
ツヤ肌が好みの方は、メイクのツヤ感を損なわない、ツヤタイプのパウダーで試してみてくださいね。
毛穴悩みにハーブピーリングという選択肢

自分で頑張っても変化が感じられない毛穴悩みには、プロの手を借りるハーブピーリングも選択肢のひとつです。
ハーブピーリングの施術では古い角質をやさしくケアし、肌の状態を確認しながらキメを整えていくことで、毛穴の影が目立ちにくいなめらかな素肌へと導いてくれますよ。
ただ同じ毛穴の悩みであっても、過剰な皮脂が原因の方もいれば、乾燥やハリ不足が影響している方もおり、その背景は一人ひとり異なりますよね。
そのため、ただただハーブピーリングをすれば毛穴悩みが良くなる、というわけではありません。
「毛穴レスにするためになにかをする」のではなく、「なぜ現在、自分の毛穴が目立っているのか」という根本的な原因を知ることこそが、肌質改善への大切な第一歩といえます。
Shebelle(シーベル)では、現在の肌状態や普段のお手入れ方法を丁寧に見極めたうえで、あなたに合わせたオーダーメイドの肌管理をご提案しています。
一人で悩まず、まずはプロと一緒にご自身の肌と向き合ってみませんか?
毛穴レス肌は肌の土台づくりからはじめよう

毛穴を完全に無くすことはできませんが、目立つ原因に合わせた適切なケアを行うことで、毛穴の気にならないなめらかな陶器肌を目指すことはできます。
まずは無理な角栓の押し出しなどのNGケアを避け、日々の保湿や紫外線対策を行なって、すこやかな肌づくりを実践してみてください。
また、ときにはプロによるハーブピーリングなどの「肌管理」を取り入れてみるのもおすすめです。
まずはご自身の肌状態を知り、肌に合ったケア方法で理想の毛穴レス肌づくりをはじめていきましょう!


