「もっと肌をケアしたいけど、美容医療とエステ、どっちを選べばいいの?」と悩まれている方も多いのではないでしょうか?
最近は肌のケア方法として、サロンでの施術や美容医療を受けることも身近になってきています。
そのため情報も多く、自分がどちらを選べばいいかわからない場合もありますよね。
そこでこの記事では、美容医療とエステの違いについて解説します!
それぞれの特徴にくわえ、施術内容の紹介やメリット・デメリットまで解説しますので、エステと美容医療で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
美容医療とエステの違い
まずはじめに、美容医療とエステのそれぞれの特徴をもとに、美容医療とエステの違いについて解説します!
方法 | 特徴 |
美容医療 | ・医療行為ができる(治療など) ・医療機器を使える ・効果に即効性がある ・価格は高め |
エステ | ・ヒーリング効果のある施術 ・美容医療に比べると効果はゆるやか ・肌の自然治癒力を高める ・肌負担が少ない ・価格は美容医療に比べると安い |
それぞれ大きな違いがあり、またそれぞれの良さやデメリットももちろんあります。
ひとつずつ解説しますので、ぜひ読んでみてくださいね。
美容医療の特徴
- 医療行為ができる(治療など)
- 医療機器を使える
- 効果に即効性がある
- 価格は高め
美容医療のもっとも大きな特徴は、医療行為ができる点。
美容医療を行うクリニックには医師や看護師が在籍しており、医師による診断のもと施術・治療を行うことができます。
医師がいるので、万が一肌トラブルが起きたときにすぐに対応できるのも美容医療の特徴といえます。
また、美容医療を行うクリニックは医療機関なので、使用できる機械も医療用のものとなり、高い効果が期待できるとともに即効性も実感しやすいですよ。
ただ、効果が高い反面肌への刺激が強かったり、肌の状態によっては施術が行えなかったりすることもあります。
国家資格を持つ医師や看護師が施術する点、使用する機械が医療用であることなどから、価格はエステに比べて高額になりやすいデメリットも。
自身の求める効果や結果に応じて美容医療を選択するかどうかを決めるのがおすすめです。
エステの特徴
- ヒーリング効果のある施術
- 美容医療に比べると効果はゆるやか
- 肌の自然治癒力を高める
- 肌負担が少ない
- 価格は美容医療に比べると安い
美容医療が治療や医療行為が可能であることに対し、エステの施術では医療行為はできませんが、肌ケアとともにヒーリング効果のある施術が受けられるのが特徴です。
美容医療に比べると効果はゆるやかで、根本的な肌トラブルの解決を目指し、肌の自然治癒力を高めるような施術を行います。
効果がゆるやかなぶん肌への負担も少なく、どのような肌状態でも施術ができるのもエステの特徴といえます。
医療機器を使わず、スタッフももちろんプロですが医師免許や看護師資格が必要ないため、美容医療に比べると価格はお手頃ですよ。
また、アロマの香りに包まれたり、マッサージがあったりなど、美容医療では受けられないサービスもエステの魅力のひとつ。
肌の状態だけでなく気分も高められるので、リラックスしたいときやリフレッシュしたいときなどにもおすすめです。
美容医療の施術はどのようなものがある?
「美容医療」といっても、さまざまな施術があります。
最近は今までに比べて美容医療が身近になり、気軽に受けやすい施術もかなり増えてきました。
そこで、以下の人気な美容医療施術をピックアップして、施術内容やメリット、デメリットまで紹介します!
- ダーマペン
- リジュラン
- フォトフェイシャル
- レーザー
- ピコフラクショナル
- ハイドラフェイシャル
「聞いたことあるけどよく知らない……」という方はぜひ施術選びの参考にしてくださいね!
ダーマペン
ダーマペンとは、肌トラブルが発生している部位に超極細の針を刺して穴を開け、傷を治そうとする肌本来の治癒力を高め肌トラブルを改善する施術です。
目に見えないほどの小さな傷を肌につけることで、肌を修復しようと「線維芽細胞」という肌を作る組織が活性化され、ターンオーバーを促進させます。
「線維芽細胞」は肌にハリや弾力を与えるコラーゲンやエラスチンを作る組織でもあるので、ハリのある美しい肌を目指すことができるのです。
<ダーマペンで改善できる肌トラブル>
- ニキビ跡
- クレーター
- 小じわ
- たるみ
- 毛穴の開き・黒ずみ
- 色素沈着 など
ダーマペンのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・肌の奥にアプローチでき、肌トラブルを改善できる ・傷が残りにくい ・ダウンタイムが短い |
・施術中に痛みがある ・ダウンタイムがある ・複数回通う必要がある |
ダーマペンの大きなメリットは、ニキビ跡やクレーターなどのスキンケアでは改善が難しい肌トラブルもケアできる点です。
また、肌に穴を開けるといっても超極細の針なので、傷も残りにくいですよ。
ダウンタイムがあるのはデメリットでもありますが、ほかの美容医療に比べると数日間と短いのはメリットといえます。
ただ、やはり施術中は針を刺す痛みが生じやすいのがデメリット。
クリニックによっては麻酔クリームなども用意しているので、肌が敏感な方や痛みが不安な方は事前に相談してみてくださいね。
ダーマペンは1回の施術で大きな効果が出るものではないため、何度か通う必要があることも注意しましょう。
リジュラン
リジュランは、肌へ直接美容成分を注射することで細胞の再生を促進・活性化し、加齢や紫外線ダメージで肌が痩せ衰えてしまう「菲薄化(ひはくか)」へアプローチし、わかわかしい肌を目指す施術です。
サーモンから抽出したポリヌクレオチド(PN)を有効成分としていることから、別名「サーモン注射」などども呼ばれます。
リジュランはヒアルロン酸注入などとは異なり、肌本来の自己再生力を高め、肌自身がダメージを修復するのが特徴。
また、注入可能な部位も幅広く、クリニックによってはさまざまなラインナップが用意されていることも多いので、自身にとって最適な施術を選択することができます。
<リジュランで改善できる肌トラブル>
- しわ
- たるみ
- ほうれい線
- 手の甲や首のしわ
- 目の下のクマ
- ニキビ跡
- 毛穴の開き など
リジュランのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・時間経過でもとに戻りにくい ・安全性が高い ・顔以外にも、首やデコルテ、手の甲に施術可能 |
・施術に痛みが伴う ・施術直後に腫れが起きる ・費用が高額になる |
リジュランの大きなメリットとして、時間経過でもとに戻りにくいことが挙げられます。
リジュランは、細胞にはたらきかけ肌そのものの再生力を高める施術なので、効果が持続しやすくもとに戻りにくいのです。
また、有効成分のポリヌクレオチド(PN)は人の体になじみやすく、副作用などがほとんどない安全性の高い成分といわれています。
顔以外の体にも注射できるので、幅広いしわの悩みに対応できますよ。
しかし、注射するのでどうしても痛みが発生しやすかったり、注射した部分が虫刺されのように腫れてしまう面も。
また、1回の施術で数万円と費用が高いのもデメリットのひとつです。
フォトフェイシャル
フォトフェイシャルは、幅広い波長を持った特殊な光を肌に照射し、シミやそばかす、くすみ、肌の赤み、毛穴など幅広い肌トラブルを改善できる施術です。
悩みにピンポイントで合わせた波長の光を用いるレーザーとは違い、フォトフェイシャルは幅広い波長の光を用いるためさまざまな肌悩みに対応できるのが特徴といえます。
シミや赤み、毛穴などの悩みだけでなく「線維芽細胞」を活性化してくれるため、ハリや弾力のアップ効果も期待できますよ。
最近ではニキビの原因であるアクネ菌をターゲットとした施術も登場しており、まさに総合的に肌トラブルをケアできる施術ですよ。
<フォトフェイシャルで改善できる肌トラブル>
- シミ
- そばかす
- くすみ
- 肌の赤み
- 毛穴悩み
- ハリ・弾力
フォトフェイシャルのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・肌へのダメージやダウンタイムが少ない ・幅広い肌悩みに対応している ・エイジングケアもできる |
・施術後一時的にシミが濃くなる ・施術後は徹底した紫外線対策が必要 ・効果を感じるのに複数回かかる場合もある |
フォトフェイシャルで用いられるのは優しい光なので、レーザーに比べて肌への負担とダウンタイムが少ないのがメリットです。
個人差はありますが、敏感肌の方でも受けやすい施術ですよ。
また、複数の波長を持つ光なので、シミやそばかす、くすみ、赤み、毛穴へのアプローチ、さらにハリや弾力などのエイジングケアなど幅広い肌悩みに対応できるのが嬉しいポイント。
デメリットとしては、少ないとはいえ数日〜1週間程度のダウンタイムが発生し、その間シミやそばかすが一時的に濃くなることが挙げられます。
施術直後は肌が敏感になっており、紫外線のダメージを受けやすいので徹底した紫外線対策も必要です。
人によって効果を実感するスピードに違いはありますが、目にみえる効果を実感するには複数回通う必要もありますので、焦らないことも大切です。
レーザー
レーザーと聞くと脱毛をイメージする方も多いですが、肌トラブルに対応したレーザー治療もあります。
レーザー治療はフォトフェイシャルと混同されることもしばしばありますが、フォトフェイシャルよりもピンポイントで肌悩みへアプローチするのが特徴です。
たとえばシミを改善したい場合は、シミへピンポイントで作用する波長の光を用いて施術します。
ピンポイントでケアできる分照射のパワーも強く、1回で効果を実感できることも。
また、光の照射時間が短く肌トラブルにのみ照射でき、まわりの正常な部分に影響を与えることなく肌トラブルを改善できますよ。
レーザーの種類によりさまざまな肌トラブルをケアできるので、自身の悩みにあったレーザー施術を見つけることも可能です。
- シミ
- 肝斑
- 色素沈着
- ほくろやイボ
- シワ
- ニキビ跡
- ハリ・弾力 など
レーザーのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・パワーが強く効果を実感しやすい ・肌広い悩みに対応している |
・痛みが強い場合がある ・ダウンタイムがある ・施術後は徹底した紫外線対策が必要 |
レーザー治療のメリットは、照射パワーが強く効果を実感しやすいことです。
肌悩みにピンポイントでレーザーを照射するため効果が高く、個人差はありますが1回の施術のみで満足できる方もいますよ。
さらに、レーザー施術は複数の種類があり、さまざまな肌悩みに対応できる点もメリットといえます。
ただ、照射パワーが強いぶん痛みを強く感じる方もいます。
とくに濃いシミなどは照射時に痛みを感じ、照射後もヒリヒリとしたほてり感が起こることも。
ダウンタイムも1〜2週間とやや長く、メイク不可の期間があったり徹底した紫外線対策が必要だったりと、生活の中で制限が発生してしまうこともデメリットといえるでしょう。
肌の状態によっては照射できないこともあるので、レーザー治療を検討している方は医師の判断に従ってくださいね。
ピコフラクショナル
ピコフラクショナルレーザーは、高密度のレーザーを点状に肌に照射することでコラーゲンの生成を促進し、毛穴の開きや肌の凹凸、ハリ改善などができる施術です。
ピコ秒というとても短い時間に高密度のレーザーを照射することで肌の内部に衝撃波が生まれ、コラーゲンなどを生み出す「線維芽細胞」を刺激して肌の再生を促し、肌質の改善を目指します。
衝撃波が生まれるといっても肌表面にダメージはないので、ほかのレーザー治療や似た効果のあるダーマペンよりもダウンタイムが少なく、あまりダウンタイムが取れない方にもおすすめの施術ですよ。
- クレーター
- ニキビ跡
- 毛穴の開き
- ハリ・弾力
- 肌質改善 など
ピコフラクショナルのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・肌表面のダメージが少ない ・ダウンタイムが比較的短い ・痛みが少ない |
・施術後に赤みやヒリヒリ感が生じる場合がある ・レーザーの出力設定によっては点状出血が生じる可能性がある |
ピコフラクショナルの大きなメリットは、肌表面のダメージが少ないためダウンタイムも3〜5日と短いことです。
ピコフラクショナルと似た効果を持つダーマペンは肌の表面に針を刺しますが、ピコフラクショナルはごく短い時間のレーザー照射のため肌へのダメージが少ないですよ。
そのため、肌の凹凸などを改善したいけどダウンタイムがあまりとれない方におすすめの施術といえます。
また、レーザーの照射時間が短いため、痛みが発生しにくいのもメリットのひとつです。
一方で、施術後に赤みやヒリヒリ感が生じる可能性もあります。
レーザーの出力を強めた場合、点状に肌が内出血を起こす「点状出血」が生じる場合も。
どれも数日で落ち着きますが、その間いつもより保湿するなどのケアが必要です。
ハイドラフェイシャル
ハイドラフェイシャルは、美容液と水を使い、水流の力を利用して毛穴の洗浄を行いながら美容液を導入していくピーリング施術です。
ピーリングとはいえ痛みやダウンタイムはほとんどなく、また肌質も問わずに行えるなど、肌刺激が少ないのが特徴ですよ。
毛穴の汚れとなる皮脂や角質を吸引して美容液を浸透させるので、主に毛穴の悩み効果が期待できます。
毛穴だけでなく、ニキビやくすみの改善、乾燥肌の改善など嬉しい効果がたくさんあり、肌への負担なく幅広い肌悩みに対応できる施術です。
- 毛穴の詰まり・黒ずみ
- ざらつき
- 毛穴の開き
- ニキビ
- くすみ
- 乾燥 など
ハイドラフェイシャルのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・痛みが少ない ・ダウンタイムが少ない ・幅広い肌質に対応している |
・施術中にヒリヒリすることがある ・施術後に赤みが生じる可能性がある ・複数回通う必要がある |
ハイドラフェイシャルはピーリング施術にあたりますが、水流の力を利用するため、同じく美容医療のケミカルピーリングなどに比べて痛みや刺激が少ないのがメリットです。
刺激の少なさから、ダウンタイムも少なく、気軽に受けやすい施術のひとつといえます。
また、オイリー肌から乾燥肌まで、幅広い肌質に対応しているのも嬉しいポイント。
乾燥肌で毛穴の悩みがある方におすすめですよ。
デメリットは、肌への刺激が少ないハイドラフェイシャルですが、人や肌の状態によっては施術中にヒリヒリ感が発生することがあったり、施術後に赤みが発生したりする可能性があります。
また、毛穴の詰まりや黒ずみなどは再発しやすいため、効果を持続するために複数回通う必要があります。
自身でもしっかりケアを行い、補助としてハイドラフェイシャルを受けるのがおすすめですよ。
エステの施術はどのようなものがある?
美容医療の施術について紹介しましたが、次にエステの施術についてもピックアップしてご紹介します!
- ハーブピーリング(ダウンタイムあり)
- ハーブピーリング(ダウンタイムなし)
- エレクトロポレーション
- ヒト幹細胞培養液
美容医療に比べるとエステの効果はゆるやかですが、効果がないということではありません。
自身の肌の状態や求める効果によって選択してみてくださいね。
ハーブピーリング(ダウンタイムあり)
ダウンタイムのあるハーブピーリングは、数種類のハーブや海藻類などの天然由来成分から作られた針状成分を肌にすり込み、肌のターンオーバーを促進させる美容方法。
針状成分を肌にすり込むことで肌の内側にはたらきかけ、ターンオーバーを促進させ、肌トラブルを根本からケアしていく施術です。
肌の自然治癒力を高め、普段のスキンケアではケアが難しいクレーターや繰り返すニキビなどの肌トラブルにもアプローチできます。
ハーブピーリングにはダウンタイム中に剥離を起こすタイプと、ダウンタイムが発生しない優しいタイプがありますので、自身の肌状態や悩みに応じて選ぶことが大切です。
- 繰り返すニキビ
- 毛穴
- くすみ
- たるみ
- むくみ
- 赤ら顔
- 色素沈着
ダウンタイムありのハーブピーリングのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・肌質の改善を目指せる ・肌の凹凸のケアができる ・効果を実感しやすい |
・剥離を起こすダウンタイムがある ・強い痛みを感じる場合がある ・施術後専用のホームケアが必要な場合がある |
ダウンタイムありのハーブピーリングの大きなメリットは、肌質の改善をして肌トラブルの根本的な解決を目指せる点です。
たとえば繰り返すニキビやニキビ跡、シミなどの、ホームケアでは改善が難しい肌トラブルも、肌の内側からターンオーバーの促進をはたらきかけることで改善を目指すことができます。
ダウンタイムが発生するハーブピーリングは効果も高く、1回の施術で肌トラブルへの効果を実感する方も多いです。
しかし効果が高い一方で、針状成分をすり込むため肌への刺激が大きいのがデメリットといえます。
ハーブピーリングの種類によっては専用のホームケア用品を使用する必要があるので、施術後の過ごし方についても注意が必要ですよ。
⭐️こちらの記事でシーベルで扱っているクリスティーナのハーブピーリングについて詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてみてください!
ハーブピーリング(ダウンタイムなし)
ハーブピーリングの中には、ダウンタイムの発生しないハーブピーリングもあります。
針状成分が入っておらず肌負担の少ないハーブピーリングなので、肌が敏感な方や刺激が不安な方も受けやすい施術です。
針状成分を使用しないぶん効果はゆるやかですが、それでも肌のバランスを整えたり、デトックスを行えるのでしっかり肌トラブルへアプローチができますよ。
たとえばクリスティーナの「ビオフィート」では自宅で使えるハーブピーリングも販売されているので、より手軽に取り入れられるのがダウンタイムのないハーブピーリングの魅力です。
- くすみ
- ざらつき
- 毛穴の開き
- 乾燥
- 肌の鎮静
- 肌のデトックス
ダウンタイムなしのハーブピーリングのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・肌の負担が少ない ・敏感肌や乾燥肌でも施術を受けられる ・痛みやダウンタイムがほとんどない |
・効果がゆるやか ・根本的な肌質改善は難しい ・人によって施術後に赤みが出る可能性がある |
ダウンタイムのないハーブピーリングのもっとも大きなメリットは、肌への負担が少なく痛みやダウンタイムがほとんど発生しないことといえます。
ダウンタイムがほとんどないので、施術後の特別なアフターケアも不要で、気軽に受けやすいハーブピーリングです。
また、敏感肌や乾燥肌の方でも施術が受けられるのも魅力のひとつです。
一方で、ダウンタイムが発生するハーブピーリングに比べると効果はゆるやかで、肌の内側から生まれ変わるような根本的な肌質改善は難しいのがデメリット。
あくまでも肌表面のケアに留まるので、劇的な効果を期待する方には物足りないかもしれません。
人によっては施術後に数時間赤みが出る可能性もあるので、その点も注意が必要です。
エレクトロポレーション
エレクトロポレーションは、肌の表面に美容成分を塗布し、機械で微弱な電流を流すことで肌の奥まで美容成分を浸透させる美容施術です。
よく「イオン導入」と混同されますが、エレクトロポーションはイオン導入よりも深い部分(真皮層)まで美容成分を浸透させることができます。
また、エレクトロポーションは使用できる美容成分の幅が広いため、シミやくすみや乾燥などさまざまな肌トラブルに対応できるのも特徴のひとつです。
- シミ
- くすみ
- ニキビ
- 毛穴の開き
- 乾燥
- ハリ・弾力 など
エレクトロポーションのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・肌悩みに合わせた美容成分の選択ができる ・痛みやダウンタイムがない ・肌の奥まで美容成分を浸透させられる |
・施術を受けられない場合がある ・成分によってアレルギー反応が起こる可能性がある ・定期的に通う必要がある |
エレクトロポーションはビタミンCやトラネキサム酸、ヒアルロン酸などを用いることができ、幅広い肌悩みに対応できるのが大きなメリット。
微弱な電気を用いるので肌への負担も少なく、施術中の痛みやダウンタイムはほとんどないにもかかわらず肌の奥まで美容成分を届けられるのは嬉しいポイントですよね。
一方で、微弱とはいえ電気を用いるので、ペースメーカーを使用している方や妊娠中の方などは安全の観点から施術を受けられない場合があり、注意が必要です。
また、選んだ美容成分と肌が合わずにアレルギー反応を起こしてしまう可能性もあります。
心配な場合は、事前にエステのスタッフなどに相談してみると良いですよ。
エレクトロポーションの効果を持続させたい場合は定期的に通う必要も。
1回で劇的な効果は実感しにくいので、その点も注意しましょう。
ヒト幹細胞培養液
ヒト幹細胞培養液は、ヒトの幹細胞を培養した際に発生する「幹細胞培養液」の上澄み液のこと。
再生医療の分野で幹細胞が研究されるなかで、この上澄み液にも傷ついた細胞や失われた細胞を絶えず補充する効果が認められることがわかり、最近では化粧品に配合されることが増えている注目の成分です。
従来のスキンケアでは得られなかった「細胞そのものへ働きかける効果」を持ち、タンオーバーを促進することで肌を生まれ変わらせてくれる成分ともいえます。
そのため、肌の内側から肌トラブルをケアできるのです。
- ターンオーバーを正常に整える
- シワ
- たるみ
- シミ
- くすみ など
ヒト幹細胞培養液のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
・ヒト由来なのでアレルギーが起きにくい ・ターンオーバーをサポートできる |
・高額であることが多い ・配合濃度が低い場合がある |
「ヒト幹細胞培養液」という名の通り、ヒト由来であるためアレルギー反応を起こしにくいのがメリットのひとつです。
また、従来の化粧品のような「足りないものを補う」というよりは、細胞にはたらきかけ、肌自身の力を高めてくれるのもヒト幹細胞培養液の嬉しいところ。
ただ、ヒト幹細胞培養液を用いた施術やヒト幹細胞培養液が配合されている化粧品は高額であることが多い一方で、安価なものだと配合されている濃度が低い場合もあるので、注意しましょう。
とくに「ヒト幹細胞培養エキス」と表記されたものは濃度が低く、効果を実感しづらいことも。
ヒト幹細胞培養液はあくまでターンオーバーをサポートするものと捉えることが大切ですよ。
⭐️こちらの記事でヒト幹細胞培養液について詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてみてください!
美容医療もエステも上手に選択して美肌を目指そう!
この記事では、美容医療とエステの違いについて、それぞれの施術の特徴やメリット、デメリットも含めて解説しました。
美容医療とエステの大きな違いは、医療行為や治療ができるかどうか。
医療である美容医療の方が即効性のある施術が多いぶん、高額です。
エステは医療行為や治療はできない代わりに、肌の自然治癒力を高める施術やマッサージなどのリラックス効果のあるサービスが特徴ですよ。
即効性などに差はありますが、美容医療もエステも効果はしっかりあるので、自身の肌状態や求める結果に応じて、上手に選択することが大切です。
心配な場合はカウンセリングなどを受け、相談してみてくださいね!