「二の腕や太ももに小さなブツブツができている!」という経験はありませんか?
かゆみや痛みがなくても、肌がブツブツしているのつらいですよね。
その肌のブツブツ、もしかしたら「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」かもしれません。
本記事では、「毛孔性苔癬」とは何か、原因やケア方法と予防方法についてご紹介します!
肌のブツブツに悩んでいる方はぜひ読んでみてくださいね。
毛孔性苔癬について知り、適切なケアでつるんとした肌を目指しましょう!
毛孔性苔癬とは
毛孔性苔癬は、二の腕やお尻などに起こりやすい「肌のブツブツ」のこと。
かゆみや痛みは伴わず、乾燥したブツブツ(発疹)によって肌がザラザラとした手触りになることから、「さめ肌」と呼ばれることもあります。
実は毛孔性苔癬になる人は多く、特に思春期である10代では30〜40%ほどの方に発生している皮膚疾患です。
皮膚疾患ではありますが、赤みが発生して見た目が気になり悩んでしまう場合などを除き、特に治療が必要なものではありません。
毛孔性苔癬が発生した場合も、年齢とともに自然と目立たなくなっていくことが多いです。
とはいえ、肌がザラッとするのは気持ちのいいものではありませんし、できれば発生しないように、発生してしまった際はケアをしてなめらかな肌に戻したいですよね。
次の章から、毛孔性苔癬の原因や予防方法などについて解説していきます。
毛孔性苔癬の原因
特に痛みやかゆみは伴わず、ブツブツとした見た目以外は症状がない毛孔性苔癬ですが、ケアをする際は原因を知っておくことも大切です。
ここでは、毛孔性苔癬がどのような原因で発生するのかについて解説していきます。
原因は「毛穴の詰まり」
毛孔性苔癬の原因は「毛穴詰まり」であり、ブツブツとした発疹の正体は毛穴なのです。
とはいえ、実は、何が原因で毛穴の詰まりが起こるかという根本的な原因ははっきりとしていません。
毛孔性苔癬は別名「毛孔性角化症」とも呼ばれており、外的刺激やホルモンの影響などで肌が過剰に角化してしまい、毛穴に角質が詰まることで発生すると考えられています。
角化とは肌のターンオーバーのことで、それ自体は肌が生まれ変わるための正常な機能ですが、異常な早さで角化することにより角質がたまり、毛穴が詰まってしまうのです。
また、毛孔性苔癬は遺伝的要素が強いとも考えられているため、近い家族に毛孔性苔癬が発生していた場合は遺伝が原因でなりやすいともいえます。
毛孔性苔癬になりやすい人の特徴
毛孔性苔癬の根本的な原因はわかっていませんが、以下のような方は毛孔性苔癬になりやすいと言われています。
- 肌が乾燥している(アトピー性皮膚炎がある)
- 両親など家族が毛孔性苔癬を発症している、またはしたことがある
- 肥満である
毛孔性苔癬はニキビなどの毛穴トラブルと違い、皮脂の多い場所に発症するわけではありません。
どちらかというと、乾燥肌やアトピー性皮膚炎を持つ人が併せて発症する場合が多いです。
また、前述したとおり遺伝的な要素が強いので、両親のどちらかが毛孔性苔癬を発症しているという方はなりやすいといえるでしょう。
肥満と毛孔性苔癬は直接の関係は解明されていませんが、肥満体型の方は発疹が目立ちやすい傾向にあると言われています。
毛孔性苔癬のケア方法
「気づいたら二の腕などにブツブツと毛孔性苔癬ができていた……」という場合もありますよね。
毛孔性苔癬は自覚症状がほとんどないので、発生に気づくのが遅れることもしばしば。
そこで、毛孔性苔癬ができてしまった場合のケア方法について紹介します。
自宅でできるケアやサロンで受けられる施術、病院ならば何科なのかについても紹介するので、毛孔性苔癬にお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
自分でケアをする
自宅で毛孔性苔癬のケアをする場合、大切なのは「優しく洗うこと」と「保湿ケアをすること」の2つです。
毛孔性苔癬の原因でもある「毛穴の詰まり」は、肌を強くこする摩擦の刺激で悪化してしまう可能性があります。
顔に比べて体の皮膚は厚いですが、ゴシゴシとこするように洗うのはNGです。
強い刺激によって色素沈着を起こしてしまうことも。
また、ゴシゴシと洗って皮脂を取りすぎてしまうことも肌の乾燥を招いてしまいます。
ボディソープや石鹸をよく泡立て、優しく洗うことを意識しましょう。
そして、乾燥を防ぐためしっかりと保湿をすることも大切です。
肌が乾燥してしまうとターンオーバーが乱れやすくなり、毛孔性苔癬が治りにくくなってしまいます。
特にお風呂上がりなどは肌が急激に乾燥しやすいタイミングなので、クリームなどで保湿をしましょう。
余分な角質をケアするため、サリチル酸や尿素などの角質を柔らかくする作用がある成分が配合されているクリームなどもおすすめです。
ピーリングを受ける
サロンなどでピーリングを受けることも、毛孔性苔癬のケアとして有効です。
ピーリングの中でも肌の表面を剥がすタイプではなく、肌の内側に働きかけて剥離を起こすタイプのハーブピーリングがおすすめ。
剥離を起こすハーブピーリングは肌のターンオーバーを促進させ、肌の生まれ変わる力によって古くなった角質を取り除く施術なので、角質が詰まって起こる毛孔性苔癬のケアができます。
Shebelleでもクリスティーナの商品を使った剥離ありのピーリングメニューを提供しています。
剥離を起こすタイプは注意点やダウンタイムが発生するので、サロンのスタッフと相談した上で施術を受けてみてくださいね。
ハーブピーリングって何?という方は、こちらの記事で詳しく説明しているので参考にしてみてください。

美容外科や皮膚科へ行く
自分でケアしたり、サロンなどでピーリングを受けるのが不安という方は、美容外科や皮膚科へ相談に行くのも良いです。
皮膚科を受診すると、市販薬よりも効果の高い塗り薬などを処方してもらえます。
医師の診断のもとで処方されるものなので、不安な気持ちも緩和されますよ。
皮膚科での治療は保険適用されるので、自分でいろいろな市販薬を試すより費用も抑えられるのも安心できるポイントのひとつです。
また、美容外科を受診してケミカルピーリングを受けるのも毛孔性苔癬のケアとして有効です。
ケミカルピーリングとは、酸性の薬剤を塗布し、肌表面にある古い角質を取り除く施術で、ターンオーバーを活性化させる効果もあります。
毛孔性苔癬の予防方法
毛孔性苔癬は毛穴の過剰な角化によるものであるため、予防するには肌の角化(ターンオーバー)を正常にするケアが有効ですよ。
成人の肌の正常なターンオーバーは約28日周期であり、それが早まったり遅れたりすることでさまざまな肌トラブルが起こってしまいます。
肌のターンオーバーを整えるためには、日々のケアが大切。
そこで、肌のターンオーバーを整え毛孔性苔癬を予防する方法を3つご紹介します!
どれも日常生活に取り入れられるものなので、ぜひ意識してみてください!
肌を保湿する
肌のターンオーバーを整えるのに、保湿ケアは必要不可欠です。
本来肌の表面には皮脂膜というものがあり、肌の乾燥を防いでくれています。
ところが、加齢や外的要因による皮脂量の低下で皮脂膜が薄くなると、肌が乾燥してしまうだけでなく肌のバリア機能も弱くなってしまい、ターンオーバーの乱れを招いてしまいます。
その皮脂膜を補うため、日々の保湿ケアが大切なのです。
化粧水で水分を補給し、油分を含む乳液やクリームで肌の水分を逃さないようにしましょう。
どのようなアイテムを選ぶかは肌質によって異なりますが、一般的にヒアルロン酸やセラミドなどの保湿力が高い成分が配合されているものを選ぶと良いですよ。
また、長時間の化粧やエアコンの風など、肌を乾燥させる要因はさまざま。
保湿ミストなどを用いて、場面に応じて適切な保湿ケアを心がけましょう。
紫外線対策をする
紫外線によるダメージは肌を乾燥させるだけでなくシミの原因にもなるため、しっかりと対策をする必要があります。
毛孔性苔癬が起こりやすい二の腕などは、夏になると服で保護できないため注意が必要ですよ。
紫外線は春先から増え始め、夏にピークを迎えます。
ちょうど肌の露出が増える時期が、最も紫外線が強い時期なのです。
基本的な紫外線対策として「日焼け止めを塗ること」がありますが、日焼け止めは十分な効果を持続するために2〜3時間に1度ほど塗り直す必要があるのをご存じですか?
外出時などはこまめに塗り直すのも難しい場合があります。
そのような時のため、日傘やUVカットの上着など、物理的に紫外線をカットしてくれるアイテムも有効ですよ。
また、毛孔性苔癬のケアのためにピーリングを受けた後は肌がとても敏感な状態になりやすいです。
ピーリングを受けた場合は特に徹底して紫外線対策をしましょう!
バランスのいい食事を心がける
ターンオーバーは体の状態に左右されるので、バランスのいい食事を心がけ、体調を整えることも大切です。
3大栄養素である炭水化物、脂質、たんぱく質に加え、ビタミンとミネラルもしっかりと摂りましょう。
なかでもビタミンとミネラルは不足しがちな栄養素。
特にビタミン不足は毛孔性苔癬を引き起こす原因のひとつとして考えられているため、不足するのは避けたい栄養素。
野菜や果物、海藻なども日々の食事に取り入れるようにすると、ビタミンやミネラルも満遍なく摂取できますよ。
食事から摂るのが難しい場合は、サプリメントで補うのも良いです。
自身のライフスタイルに合わせつつ、バランスよく栄養素を摂れるよう意識してみてくださいね。
睡眠をしっかりとる
十分な睡眠は肌のターンオーバーを整えるのにとても大切な要素です。
睡眠不足はさまざまな体調不良の原因になるだけでなく、肌のターンオーバーに必要不可欠な「成長ホルモン」の分泌が少なくなってしまいます。
「成長ホルモン」は肌のターンオーバーの促進や日中に受けたダメージの修復を担うホルモンで、主に睡眠中に活発に分泌されます。
そのため睡眠時間が短くなったり、睡眠の質が下がったりしてしまうと、肌のターンオーバーが乱れる原因になってしまうのです。
睡眠をしっかりとるためには、慢性的な夜更かしや昼夜逆転などで生活リズムを崩さないようにしたり、寝る前にパソコンやスマートフォンの画面を見すぎないようにしたりと、日々の生活の中で意識するポイントがたくさんあります。
ゆっくりと湯船に使って、体をリラックス状態にするのも良いですよ。
少しずつでもできるものから取り入れて、しっかりと睡眠をとることが、毛孔性苔癬を予防する上でも大切です。
毛孔性苔癬ができやすい部位
肌の角化が異常に早く進み、毛穴が詰まって発生する毛孔性苔癬。
毛穴は私たちの肌の表面に無数にありますが、実は毛孔性苔癬がよくできやすい部位があるのです。
できやすい部位以外に絶対に発生しない、ということではありませんが、肌のブツブツが毛孔性苔癬かどうかを見分けるポイントとして参考にしてみてください。
ただし、自己判断は誤ったケアの原因になることがあるので、不安な方は皮膚科などを受診することをおすすめします。
二の腕
毛孔性苔癬が現れる部位として、もっとも多いのが二の腕です。
二の腕の中でも腕の外側に発生する場合が多いようです。
二の腕に痛みやかゆみのないブツブツが現れたら、毛孔性苔癬かもしれません。
二の腕は夏になると露出することも増え、見た目が気になるタイミングも多い部位なので、日頃から保湿や紫外線対策などのケアをしておくことが大切ですよ。
太もも
毛孔性苔癬は二の腕のほかに、太ももの表面に現れることも。
太ももも二の腕と同様、夏の紫外線が強い時期に露出する場面が増える部位なので、ブツブツができていると気になってしまいますよね。
太ももは普段あまり保湿をしないという方も多いかもしれません。
お風呂などの服を脱ぐタイミングで、異常がないかチェックしてみるのも良いですよ。
【そのほか】お尻や背中
二の腕や太ももに毛孔性苔癬が発生することが多いですが、まれにお尻や背中に発生する場合もあります。
お尻や背中は自分で目視するのが難しいので、「気づいたらできていた!」という場合も。
背中の場合ニキビができやすい部位でもあるため自己判断は避け、皮膚科などを受診するのが無難です。
お尻は座る時間が長いと摩擦を受けたり血行不良になったりしやすいので、長時間座らないようにするなどの対策をしても良いでしょう。
毛孔性苔癬の原因がわかれば怖くない!
本記事では、二の腕や太ももなどの肌がブツブツになってしまう「毛孔性苔癬」について、原因と予防方法やケア方法を紹介しました。
毛孔性苔癬は、何らかの原因で肌の角化(ターンオーバー)が過剰になり、詰まった毛穴が盛り上がることでブツブツ・ザラザラとした手触りになってしまう皮膚疾患。
発生してしまった場合は自分でのケアに加え、サロンでピーリングを受ける、皮膚科や美容外科を受診することなどでケアできます。
また、毛孔性苔癬ははっきりとした原因はわかっていませんが、予防するために毛穴を詰まらせないよう保湿ケアしたり、生活習慣を整えるたりすることが有効ですよ。
普段の生活で毛孔性苔癬の予防をし、もし発生した場合は適切な方法でケアしましょう!